死産を経験していま思うこと

こんにちは。

私は2019年7月に、常位胎盤早期剥離により、死産を経験しました。37週のことでした。

その日のことはまた後日お伝えしますが、それはそれは悲しい出来事でした。

なぜ自分に起きたのか。何が悪かったのか。原因を探し、自分を攻め、後悔する毎日が続きました。

統計学的には、死産経験者は50人に1人。でも、私の身近にはおらず、共感できる仲間を見つけることはできない。

そんなふうに思っていましたが、しゃべらないだけなんですよね。

友人にこそいないものの、当時通っていた保育園の先生や、仲の良い友人のおばあちゃん、世代を超えて、同じ悲しみを経験した方を知りました。

こればっかりは、神様が決めたことだから、仕方ない。これは私が与えられた試練なのだから。

もしも今、このページを見ているあなたが、死産を経験してそれほど経っていない時、、共感できないと思います。そう思おうとしても納得できないと思います。私もそうでした。

でも、時間って本当にすごいのです。時間が経つにつれ、涙を流す回数が減り、時間をかけて、色々考えを巡らせ、行き来しながら、納得していく。時間がすごいのか、人の思考プロセスがすごいのか、分かりませんが、今辛く悲しいあなたも、いつの日か、それはいつとは言えませんが、ストン、と納得できる時が来ると思います。そして、少しずつ自分の記憶の中に占める容量が減り、心の負担も減っていきます。

かくいう私も、5年経ちますが、まだ完全には納得できていません。ですが、時間が経つにつれ、状況を客観診し、感情を抑えてその時のことを思い出せるようになってきました。

自分が当時の自分から離れて、静観できるようになるからでしょうか。今の自分自身が、当時の自分の良い理解者となるのです。だから、今共感できる相手が居なくても、きっと、あなたは大丈夫です。

とにかく今は感情を包み隠さず、思い切り出してください。もしかしたら、周りは忘れさせようとするかもしれません。話題にも出そうとしないかもしれません。でも、あなたは忘れようとしなくていいんです。周りに話していいんです。

私の場合は、主人がおり、友人がおり、上の子がおり、その後に生まれた下の子もおりました。とても恵まれていて、彼らに話すことができました。

もしも、周りに話すことができる人がいなければ、死産を経験した方々の集まりがあるので、参加してみても良いかもしれません。とにかく、表出することが大事です。表出することで、考えを整理する手助けになります。

コメントをここに残していただいてもいいです。あなたの気持ちが少しでも楽になりますように。あなたが生きていることが、死んでしまった赤ちゃんにとって、何よりの喜びなのです。


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